第14回 SV勉強会
以下の通り、第14回の勉強会が開催されました。産業領域の取り組みで気になることをシェアし、それについて相談し話し合う、という内容で行われました。
■ 日時:2025年7月27日(日)10:00-12:00
■ 参加者:全14名
・2019年度修了者:2名
・2020年度修了者:1名
・2021年度修了者:2名
・2022年度修了者:3名
・2024年度修了者:6名
■ スケジュール
10:00-10:30 自己紹介
10:30-12:00 シェア
■ 実施記録
今回は、14名の参加者で勉強会が行われました。
申込時に出された、皆さんと話し合ってみたい、意見を聞いてみたい内容のうち、つぎの3テーマを取り上げました。
①産業医による復職可否の判断をどう考えるか。復職後の再発防止のための本人のふり返りをどう支援するか。
②障碍者雇用で採用された社員、彼らの所属先をどう支援するか。
③MBTI的なタイプ論で自分を語る学生が増えていることについてどう考えるか。どう支援するか。
テーマ①、②については、4グループのブレイクアウトセッション+全体検討・共有で、テーマ③は全体検討で意見交換を行いました。
テーマ②の意見交換中に出された「本人の心の歴史に思いを致す」というコメントが印象的でした。ご本人の能力や意欲と裏腹に成果が上がりづらい状況があるとき、ご本人や所属先をどう支援していけるのでしょうか。病気や障害の症状・特性そのものや困りごとだけでなく、二次障害的に生じているもの、傷ついた経験により生じているものにも思いを致すということ。それにより、ようやく、ご本人が言っている言葉とご本人の心にある言葉のギャップを埋める手がかりがつかめるようになるかもしれないと感じました。
参加者のバックボーン、現在の所属、立場や役割が異なるなかで、さまざまな視点から多くの意見が出されました。結果的に、立場や役割が違えども、自らの業務など、活動に役立つ、興味深い意見をいただける機会になったと思います。