第16回 SV勉強会

2025年11月19日

以下の通り、第16回のSV勉強会(Zoom)が開催されました。

■ 日時:2025年11月16日(日)10:00-12:00
■ 参加者:全10名
  2019年度修了者:1名
  2020年度修了者:2名
  2022年度修了者:2名
  2024年度修了者:5名
■ スケジュール
  10:00-10:30   チェックイン
  10:30-11:55   3つのテーマに関する議論
  11:55-12:00   まとめ&次回の案内など
■実施記録
  以下の通り、第16回の勉強会が開催されました。産業領域の取り組みで気になる3つのテーマ(①AI、②組織の変化と心理職の役割、③産業領域の現状)について相談し話し合いました。
  ①AIについては、既に支援業務の一部に活用されている事例や、今後心理支援の補完的役割を果たしていくだろうという見通しが共有されました。ただし、倫理的問題やセキュリティの懸念についても言及され、次回以降、さらなる検討と議論を重ねていくことになりました。
  ②組織の変化と心理職の役割については、企業は近年の急激な社会変化に晒され、曖昧さや余裕が減ってドライな傾向になる中で、心理職が職場と対話する難易度があがっているのではないか…という問いに対して、幅広くディスカッションしました。本件は、組織支援、心理職の立場の違いによる役割など、様々な切り口で引き続き議論したいテーマであり、近く、より詳細な検討会議を開催することになりました。
  ③産業領域の現状については、心理職の中でもマイナーな産業領域についての現状について情報交換をしました。昨今は、公認心理師の養成領域の一つに産業が入ったこともあり、参加者の多くが学生時代だった20-30年前と比較すると、若手が学ぶ機会は増え、関心も広がっているようです。一方、若手に限らず産業領域での就職機会が少ない課題があげられており、現在産業領域に従事している我々も継続的に向き合う必要があることを共有しました。
(実施記録は、AIによる要約を参照して作成しています)
  参加者は、同じ産業領域とはいえ、働き方・組織との関わり方は様々でしたが、職場は違えど、いずれのテーマも自分事の課題として向き合える内容だったと思います。組織が抱える様々な課題に対して、専門家としてより適切に関与していくには、その支援に対して適切な評価を受けるには、AIの出現による心理支援の在り方とは。まだまだ議論は尽きないので、引き続き議論を重ねていきたいです。